コンソールボックスカバーの加工


 ファブリックシート車のセンターコンソールボックスのカバーって、なんか質感低いと思いませんか? オプションの本革シートを選択すると、ここのカバーも厚手の革張り仕様になりますが、標準だとどーもペラペラな質感でイマイチ・・・

 本革シート仕様のカバーを別途取り寄せしてもいいんですが、どうせなら自分で革を貼りなおしてしまえば安上がり! という発想のもと、今回の加工にチャレンジしました。

 ただ革を貼りなおすだけではおもしろくもなんともないので、一工夫でエンボス加工を施すことにしました。革の下に型紙を挟み込むことによって、革の表面に絵柄を浮かび上がらせるテクニックです。オーディオカーのウーハーボックスなどに施されているのをよく見かけますよね〜。



まずカバーのみを取り外します。

ビスでとまっているだけなので、プラスドライバーがあれば簡単に 外すことができます。


続いて、ノーマルの革をためらうことなく剥がしてしまいます。 案の定、ペラペラの革でした(-公- ;)

カバー側に糊が残るので、パーツクリーナーなどを用いてきれい にします。


エンボス加工を施すために、型紙を作成します。 ネットで拾った六連星の画像をプリントアウトして、コレを元に 作ってみました。

厚手のボール紙が、加工もしやすくちょうどよいと思います。


先ほど作った型紙をカバー側に貼り付けます。

カバーはボンドの密着をよくするために、あらかじめサンドペー パーで表面を荒らしておきましょう。

広い範囲を接着するので、スプレータイプのボンドを使用します。


レザークロスを貼り付け終えた状態です。 クロスは友人からのもらい物なので、材料費タダです(笑)

角のR部分は革が浮き上がりやすいので、ドライヤーで革を暖 めて伸ばすようにして貼り付けます。


あとは元通りクルマに装着して完成で〜す(*^ー゜)b

純正オプションと言ってもいい出来栄えでしょ!?
(自画自賛)


閉めた状態での写真です。

型紙しだいでいろいろな絵柄を表現できますよ。 ただ、あまり複雑なデザインや、細かい文字などはうまく浮き上 がらないのでご注意を!