K2ギア・Reizスポーツステアリング


 エアバッグがほとんどのクルマに標準装備されるようになって、ステアリング交換は以前ほどポピュラーなカスタムではなくなってきましたが、K2ギアからリリースされたReizスポーツステアリングは、純正よりも小径としながらもエアバッグをそのまま残せるというスグレモノです。車検も問題なく通りますし、純正ステアリングを下取りに出す必要はないので、乗り換えの時に再び純正に戻すことができるのもメリットです。

 以前からとても気になっていたアイテムでしたが、大阪オートメッセに出展していたK2ギアのブースで現物を見て購入を決めました。 インテリアに合わせて、ブラックレザー&赤ステッチ(58,800円)、ブラックレザー&ブラックウッド(63,000円)、ブラックレザー&ブラウンウッド(63,000円)の3タイプがリリースされています。私は、フロアマットインテリアレザー3点セットとのイメージ共通化のため、ブラックレザー&赤ステッチタイプを選びました。なお、現在のところ 適合はA〜C型のBL・BPレガシィと一部のスバル車だけで、D型以降のBL・BPレガシィは適合外になっていますので注意が必要です。




まず、純正ステアリングを取り外しましょう。作業に入る前に、エアバッグの誤爆防止のために必ず バッテリーのマイナス端子を外しておきます。

ステアリングカバーの横の穴の奥に、エアバッグユニットを固定しているトルクスボルト(T30・・・だったと思いますが、間違って たらゴメンナサイ)があるので、これを左右二箇所緩めます。なお、完全に抜ける構造にはなっていないので、 ボルトはカバー側に残ります。


ボルトを緩めたら、エアバッグユニットを手前に引いて外します。

この状態では、配線のカプラーが繋がったままなので、無理に引っ張ってはイケマセン。


車体側の緑のカプラーを外します。上のロックを押しながら引っ張ると外れます。 


次に、エアバッグユニットに繋がっている赤と黒のカプラーを外します。

矢印で示した黄色い部分がロックになっているので、ここを細めのマイナスドライバーなどを差し込んで少し 浮かせるとロックが解除され、カプラーを外すことができます。

ステアシフトが付いていたり、クルーズコントロールが付いてるAT車だと外すカプラーがまだあると思いますが、 MT車である私のクルマの場合は、以上の三箇所を外せばOKでした。これで、エアバッグユニットを完全に取り外しできます。


ステアリングを固定しているセンターナットを外すと、ようやくステアリング本体が外れました。 なお、写真を撮るのを忘れてしまったのですが、純正ステアリングに付いているプラスチックのカバーは、そのまま移植します。

K2ギアステアリングと純正ステアリングを並べてみると、その直径の違いがわかると思います。K2ギアのHPによると、 純正の直径が37.5cmに対して、35cmと2.5cm小径になっています。


K2ギアステアリングは、形状は純正を基本としていますが、革の触り心地は全く異なっていて、純正と比べてかなりサラッと した感触です。

パンチングの部分も、見ての通り純正よりきめ細かい穴となっています。


取り外しの逆の手順で、K2ギアステアリングの装着完了です! ステアリングセンターがずれないように取り付けるのが 注意点でしょうかね? 私の場合、完全にずれて装着してしまっていたことに試走して気付き、結局もう一回作業をしなおす ハメになりました。orz

純正形状を基本とし、なおかつエアバッグ部分はそのままなので、パッと見の違和感はほとんどありませんね。


3時と9時位置のスポーク部分には、シルバーのベゼルがあしらわれています。D型のステアリングっぽい?

ステアシフトスイッチが付いているAT車の場合は、純正のスイッチとこれを入れ替えて取り付けします。


6時位置のスポーク部分には、K2ギアのロゴが誇らしげに型押しされてあります。赤いステッチも カッコイイ(・∀・)!!!!!



[インプレッション]
○:まさにオーナーだけが分かる違い、とでも言いましょうか? 小径になったことによって、脇がキュッと締まったポジションに なり、スポーツ心がかき立てられますね! ステアリング操作も当然ながら、グッと手応えのある感触になります。また、グリップ の径も純正に比べて若干太くなっているようで、これも好みが分かれそうですが私は好印象です。ところどころ、純正と比べる と作りが甘いかな? と思う部分もありますけど、全体的なクオリティは高い部類に入ると思います!

×:なんといっても、値段が高ぇ・・・ 汎用性に乏しいので仕方ないところはありますが、3万円台なら今の倍は売れるかも!? あと 、革のシボ模様が純正と比べてかなりキメ細かいので、エアバッグ部分のシボ模様とのマッチングがイマイチよくありません。 (上の一番最後の写真を見てもらえばわかるかと。) これは気にしない人にとっては、どーでもよいことですけどねぇ。