残念なことに、今まで付けていたHKSの車高調LS+がオイル漏れを起こしてしまいました。走行距離で4万キロくらい、そんなに
ハードな走行をしているわけでもないのですが、少々短命に終わってしまった気がします。 オーバーホールに出すことも検討したんですが、クルマに関しては脚フェチと言ってもいい私、フツフツと他のサスペンションキット も試してみたいという気持ちが抑えられなくなり、買い替えを決意しました。 購入候補としてビルシュタインのBSSキットがありましたが、買おうとした時にメーカー納期が全く不明ということで却下。 減衰力調整がないけど、なかなかよさそうな雰囲気だったのですが・・・ そこで、候補をオーリンズに変えたんですが、オーリンズの車高調キットはアッパーマウントがピロタイプしかないうえに、かなり値が張るのがネックに。 街乗り中心の私の場合ピロタイプは過剰だし、大幅な予算オーバーになってしまうため、BSSキットと同じくらいの値段で買えて、一応車高は落ちるオーリンズのスプリング付きノーマル形状キットに結局落ち着いたわけですが、 車高調ではないので落ち具合が気に入らなかったらどないしよ・・・ という一抹の不安はありました。 |
キットはダンパーのみのセットと、スプリング付きのセットの2種類がラインナップされています。車高を下げたくない人は前者と純正スプリングの組み合わせを選べます。私が購入したのは後者の方です。 アッパーマウントは付属しないので純正を使用します。黄色のスプリングと青いダストブーツで、カラフルですね〜。これでダンパーケースが白だったらガ○ダムとか言われそうだw |
スプリング付きキットに付属するのは、アイバッハ製のスプリングです。ランエボが純正で採用していたりするメーカーですね。 ブランドに弱い人なら、この二つの名前が並んでるだけで涙モンではないだろうか!? |
フロント側の装着写真です。前後とも、装着は自分でやりましたが、重労働ですわ〜。 この写真ではものすごくストロークがあるように見えますが、ジャッキから下ろすとスプリングのほとんどの部分が縮まった 状態になります。 |
リア側の装着写真です。 リアはCリングでの車高調整ができます。とは言え、一般的な車高調のように車体に装着状態での調整は不可能なんで、 ほとんどいじることはないでしょう。。。 なお、ダンパーにバンプラバーが入っていないので、純正のバンプラバー( 車体側にくっ付いている)は残しておきます。 |
フロント側のフェンダークリアランスはこんな感じです。メーカーカタログでは、ノーマルから2cmダウンとなっています。 落ち具合はLS+と似たレベルで、個人的にはこのくらいが一番好みですね。 |
全体像です。 「一見ノーマルなんやけど、実は落ちている」という、私好みのバランスになりました! |
[インプレッション] 落ち具合についてはさんざん前述したんで、走行フィーリングのインプレッションをば。まぁ、どシロートのインプレッション なんで、どこまでアテになるかは保証できませんけど。。。 抜けてしまったLS+の後に入れたので、単純な比較とはいきませんが、印象としてはストロークがLS+と比べて余裕があるように 思えます。比較写真がないですが、ダンパー単体で見比べるとLS+はダンパーケースがかなり短いです。(特にフロント) その点、 完全に純正と同形状のオーリンズは、ダンパー長も当然純正同様なので、ここがストロークの余裕として現れているのかも? 乗り味は「文句なしに快適!」とまではいきませんが、レガシィのキャラクターに合わせたスポーツ性とマイルドさを両立したセッティング 、という印象。LS+のセッティング方向性とも似ています。このダンパーは前後とも20段階の減衰力調整ができますが、標準状態はそこそこ攻め込んでもOKな位置にセットされている ので、街乗り中心の使い方だと何段か落としてやると乗り心地が良くなります。逆に物足りない人は、ハード方向に調整してやれば いいわけで、「車高は特にいじらないけど、乗り味のセッティングは好みに合わせたい」という人向けのキットと言えます。 気になる点としては、まず保証が付かないということ。「ダンパーは消耗品だから」というのがオーリンズの言い分ですけど、 初期不良とかが絶対にないとは言えないし、レース専用として売っているキットでもないので、せめて一年保証くらいは付けてもらいたいところ。あと、これは噂のレベルなんですが 「オーリンズは初期性能はいいが、その性能劣化が早い」というのを聞いたことがあります。これは長期使用してみないとわかりませんね・・・ オーバーホールには対応しているから問題ナシとも言えますが、おそらくこのダンパーの性能が明らかに低下する頃には、クルマ自体を乗り換えてるような気がします、私の場合。 |