BL・BPレガシィの不満な部分としてよく聞くのが、「純正シートがいまいち」という点です。今回のモデルで、メーカー側もかなりシートに関してはお金をかけた(という噂)そうですが、やはり長期にわたり使用していると「パワーのあるクルマの割にはホールドが甘いな」とか「なんとなくしっくりこない」などといった印象を受けます。 このような不満を抱いてしまったら、もうシート自体をいいものに入れ替えるほかないでしょう。「いいシート」の代表格といえば、やはりレカロをおいて他ありません。数多くの自動車メーカーの純正シートとして採用されている実績が、それを物語っています。 レカロと一口に言っても、レース対応のフルバケから超高級シートまでラインナップも数多いので、購入するとなるとそれなりに自分の使い方と予算を考えて、モデルを決める必要があります。私の場合、予算15万円位、2脚セット、そこそこのコンフォート系が欲しいというのがあったので、必然的に新品はちょいと無理があります。 というわけで、連日ヤフオクをチェックする日々がしばらく続いていました(笑) そんな中、ついに発見したのがこのシート。新品だと定価で20万円(1脚で)近いモノがセットで即決13万円で出ている! 写真・商品説明を見ても目立った難点はなかったので、気になる点だけ出品者に質問をし、回答が来た時点で即落札しちゃいました。届いたシートを確認してみても、クッションのへたり・生地のスレなどなく、シートバックのプラスチック部分に浅いキズがある以外はほとんど新品に近い状態でしたヽ(´∀`)ノ♪ シートレール代を入れるとちょっと予算オーバーしていますが、我ながらかなりいい買い物ができたと満足しております。それでは、早速以下で紹介していきましょう。 |
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今回購入したモデルは、AM19シリーズのトレンドというものです。現在は
カタログ落ちしているモデルではありますが、ベーシックなスタイルなので
それほど古さは感じさせません。
純正シートに比べて、ショルダーサポートの部分は細いですが、肩がはみ 出るようなことはないです。(ガタイがいい人はどうかな・・・?) サイドサポートも純正よりは高さはあるものの、乗り降りに支障をきたすほ ど大げさではないです。 |
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ランバーサポートは座面の横のポンプをシュポシュポすると、空気が入る仕
組みになっています。
純正のレバー式に比べ、きめ細かく調整ができるので、誰でも好みのサポ ート具合に合わせることができるでしょう。 当然ながら、助手席側にも装備されております。 |
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純正シートにない機能として、座面の前後方向の長さを変えることが可能と
なっています。 一番前まで出すと、ちょうど膝の真下あたりを支えてくれる形になり、長距 離のドライブでは疲労を軽減してくれることでしょう。 まぁ、運転手はクラッチ操作があるので、あんまり普段はこの恩恵に授かれ ませんけど。高速道路を淡々と走る時には重宝しそうです。 |
[インプレッション] ○:シートに腰をおろした第一印象は「ちょっとカタいかな?」だったんですが、実はこの「カタさ」が絶妙なんですよ。「カタい」と言うより「コシがある」と言い換えた方がいいかもしれません。 フカフカの応接間のソファーのようなシートだと短時間なら快適ですが、長時間座ると体重で沈み込んでしまい、姿勢が崩れて結局疲れてしまいます。レカロの場合、ここを上手くセッティングしており、座り続けても姿勢の崩れが少ない=疲れない、という味付けになっています。純正シートだと私の場合、どこか部分的に浮いているような感触がありましたが、レカロだと体とシートが均一にピタリと合わさっている感じで、非常に収まりがよく快適です。一度ポジションを合わせると、リクライニングすら調整しなくてもいいくらいです。 サイドサポートもさすがにセミバケットシートにはかないませんが、ちょっとしたスポーツドライブ程度なら十分対応してくれます。純正シートでは、交差点をちょっと速めに曲がるだけでも体が振られていただけに、「シートが体を支えてくれている」という安心感は比べ物にならないですね。そのせいで、なんだか最近コーナリングスピードが徐々に上がってきているような気が(^^;) その他、これは買って装着してから気づいたことですが、純正シートよりもショルダー部分が細くなったおかげで、リアシートに座った時の視界が広がりました。後ろに座る人にとってはこれはメリットと言えるでしょう。 ×:座り心地に関しては文句なしのレカロですが、いくつか気になった点がありましたので、以下で画像つきで紹介しておきます。
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